小学生のとき。

クラスにスネ夫みたいな金持ちの友だちがいて、そいつの誕生日会に呼ばれたときのこと。

どちらかいうと貧乏だった俺は何をプレゼントしていいか分からなかったので、とりあえずそのとき大切にしていた漫画(うしろの百太郎2巻)を持っていったんだ。

そいつの家は俺の家の3倍以上ある広さの豪邸。

広い庭は綺麗に整っていてゴミひとつなく、意味不明な池には大きな鯉が悠々と泳いでいた。

家の中は妙にピカピカ。謎の像とか顔色の悪いおじさんの絵画が飾られていた。

そしてそいつの部屋に誘われ、俺はビビった。

12畳くらいの部屋の3分の1くらいに小さな町があったんだ。

その町の外周を小さくて精巧に作られた電車が走っている。
駅を出発した電車は町を抜け、山道に敷かれたレールを走り、山のトンネルに吸い込まれていく……。

なんじゃこれは!?

驚く俺をそいつは金持ち特有の上から目線で「これ、Nゲージだ。いいだろ?あ?」笑いながら言ったんだ。

続けて「欲しいか?あ?どうなんだよ」と聞いてきたので俺は素直にうなずいた。

そいつはバカにした笑みを浮かべながらNゲージの一車両を俺に投げてよこした。

「貧乏人はそれで妄想膨らませてろや」

この日はそいつの誕生日なのになぜか俺がプレゼントをもらってしまった。
今考えると、そいつにプライスレスな優越感をプレゼントしたんだから、ま、いいな。

――時は流れ、金欠バッファローズの俺はこのNゲージを売ろうと考えている。

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